【国内FXと海外FXの併用でも困らない】FXの税金と確定申告を分かりやすく解説!

本記事では、FXでの税金に関する内容を解説します。

※この記事の内容は、管轄の税務署での面会個別相談、国税庁での裏付け相談、知人税理士への確認作業をおこなっています。

また、私の実際の体験にて内容を書いているので安心してお読み下さい。

税金に関しては、サイトによって言っている事が違う。
と言う現象もおこっているようですが

国内FXと海外FXの併用に関しては、どこよりも詳しく書いてあるので是非有効活用して下さいね。

本記事で分かること

FXでは、どんなタイミングで税金が発生するのか知りたい。

・海外のFX会社って税金どうするの?

・国内と海外両方で取引きしたいけど、その場合の税金は?


・経費なんて分からないよ…

・本職があるけど、FXの確定申告どうしよう


・スマホでサクッと確定申告がしてみたい!

このような悩みが解決する記事になっています。

もしも今まで、あなたが確定申告は全て会社任せだったのなら、この記事の通りおこなう事で、税金に関する心配をせずにスムーズに確定申告がおこなえるようになります。

FXでの税金は詳しくないから1から教えてほしい!

と言う方のために、少し詳しく解説していきますね。

ただ、そうはいっても、利益がでていなければ税金の心配はありません。

「まだ、FXで勝てていない。」

という方は、まずはFXで利益を出すために口座選びのコツを読んで、有利にFXをはじめていきましょう。

知識はいいから今まさに確定申告でピンチ!

と言う方は、【こちら】で具体的な説明をしているのでピンチから脱出しましょう。

それでは、この記事では次の流れで解説していきますね。

  1. FXでの税金を払うまでの流れをざっくり解説
  2. FXで税金の発生するタイミング
  3. 勘違いしやすいFXの所得税と住民税
  4. 国内FX会社と海外FX会社での税金の違い
  5. FXで使用する経費を極めよう!
  6. 確定申告に必要な書類を取り寄せよう!
  7. FXの「確定申告」をスマホでサクッとしてみよう!

税金は頭を使う内容ですので、むずかしい!と感じる人もいらっしゃるでしょう。

また、税金の話しは聞いた時あるけど、国内FX会社と海外FX会社を併用したことはないな…と言う方も多いと思います。

ですので、本サイトのやり方である【国内FX会社と海外FX会社を併用】したい方は、ここは押さえておけば大丈夫。と言うポイントを先にご紹介します。

国内FX会社と海外FX会社を併用する際の
税金ポイント

・国内FX、海外FXあわせて年間利益20万円以上で確定申告が必要。

・20万円以内でも1円以上利益がでたのなら住民税の申告が必要。

・国内FX会社と海外FX会社では、税金の計算方法が異なる。

国内FX会社と海外FX会社では、確定申告で入力箇所が違う。

・経費は、国内FX、海外FXそれぞれ分けて管理する。

国内FXと海外FXでは損益通算ができない

国内FX会社と海外FX会社を併用する場合は、上記のように同じFXでも別々で管理する。と言うポイントは覚えておきましょう。

では、解説の前に国内FXと海外FXをやる方へ

この記事で最も重要な事からお伝えします。

知らなけらればかなりやばい事なのに、ネットで調べても出てこない内容です。

税務署職員でさえ殆どの方が回答できない内容でした。

詳しい用語の解説などは、その後に読み進めてもらえれば理解できます。

まずは、下記は絶対に読んでおいた方がいいです。

知らなきゃやばい内容

ネットで税金や、確定申告で調べると、どこもまず間違いなく給与所得以外が年間20万円以上の利益で確定申告が必要。

と言う内容がかかれています。

国内FXと海外FXをやっている方なら

えその①
国内FX10万円の利益
海外FX10万円の利益
この場合でも合算して20万円以上の場合は、確定申告が必要になる。と言う事ですね。

ただ、実はこれには物凄い罠があって

えその②
国内FX20万円の利益
海外FX−1万円の損失

この場合、あなたの利益が年間20万円以下であっても確定申告は必要になります。

理由は,税区分と所得区分が違うため、損益通算が出来ないからです。

損益通算とは、この後また解説しますが、同じ税区分、所得区分内なら利益と損失を相殺できることです。

(国内FXは申告分離課税の雑所得、海外FXは総合課税の雑所得)

ここで疑問に思う方もいると思います。

先程の例えその①
国内FX10万円の利益
海外FX10万円の利益
あわせて20万円以上のため確定申告が必要。

これ別の税区分、所得区分なのに合算しちゃってますよね?

つまり、給与所得以外が年間20万円

この基準は、税区分、所得区分が違うものでもプラス同士は合算するけど、マイナスは引いたらだめよ。という事です。


(税区分、所得区分が同じものなら引いてもオッケーです)

何がやばいのか?

例えば
国内FX利益100万円
海外FX損失90万円

この場合確定申告をすると、国内FX利益100万円分の税金がかかります。

例え実際あなたには、10万円しか利益がなかったとしてもです。

そこで、他のサイトで言っているように利益20万円いかなかったから確定申告しなくていっかー。

と確定申告しなければ、脱税になります。

やばいですね。

国内FXと海外FXの併用で最も気をつけなければいけない事もこの部分です。

例えば、
国内FXで利益が100万円
海外FXで損失が200万円

この場合でも、国内FXの利益100万円分の税金がかかるという事です。

どちらか片方が大きくマイナスになった時。
税金の支払いでかなり苦労するでしょう。

そうならないために、国内FXと海外FXを併用する方は、日頃のトレードの段階から気をつけなければいけない。

という事になりますね。


では、税金について順番に解説していきますね。

冒頭で委縮してしまうような事を言いましたが、この記事でしっかり知識をつけておこなえば、そんなにFXは怖くないので大丈夫ですよ。


※本記事では給料所得がある方を例に解説していきます。
また、このサイトでおこなっている「国内FX会社と海外FX会社」の併用する場合のやり方もあわせて解説していきます。

  1. 1.FXでの税金を払うまでの流れをざっくり解説
  2.  2.FXで税金の発生するタイミング
    1. 【パターン1】日々のトレードでの利益確定時
    2. 【パターン2】1月1日から12月31日までの総合損益
  3. 3.勘違いしやすいFXの所得税と住民税
    1. 年間利益20万円以上?確定申告の仕組み
      1. 利益20万円以下【確定申告】のメリット
      2. 利益20万円以下【確定申告】のデメリット
  4. 4.国内FX会社と海外FX会社での税金の違い
    1. 国内FX会社と海外FX会社の税金の違い。
    2. 【税区分】申告分離課税と総合課税
      1. 国内FX会社(申告分離課税)
        1. 損失繰越
      2. 海外FX会社(総合課税)
        1. 所得控除とはなにか?超過累進課税
        2. 損失繰越はできない
      3. 住民税に関しては少し複雑、計算ツールが各自治体にある
      4. ちょっと余談。とばしてもいいですよ。【複利と単利】税金との相性
    3. 国内FX会社と海外FX会社で損益の相殺ができるもの
      1. 損益通算と注意事項
      2. 国内FX会社と海外FX会社で、それぞれ損益通算できるもの
        1. 国内FX会社
        2. 海外FX会社
      3. 税率があがっていく【総合課税】をもう少し詳しく
    4. 一目で分かるあなたの申告パターン
  5.  5.FXで使用する経費を極めよう!
    1. 1, FXで経費に落とせるもの一覧
    2. 2,経費の考え方
    3. 3,国内FX会社と海外FX会社を併用した場合の経費
    4. 4,経費は自己申告
    5. 5,FXで問題のない経費
    6. 6,税務署によっては通る可能性のある経費
    7. 7,微妙なものを経費にする具体例
  6.  6.確定申告に必要な書類を取り寄せよう!
    1. AXIORYのcTrader(シートレーダー)から年間取引報告書をダウンロード
    2. JFXスマホから年間取引報告書をダウンロード
  7. 7.FXの「確定申告」をスマホでサクッとしてみよう!
    1. スマホで確定申告をするとこんなにいいことが!
    2. マイナンバー方式
    3. ID・パスワード方式
    4. 申告書データの作成
    5. 収入金額・所得金額の入力をおこなう
      1. 1,給与等の支払者から交付された源泉徴収票の入力
      2. 2,海外FX【総合課税の雑所得】 雑(その他)所得の入力
      3. 3,国内FX【申告分離課税の雑所得】 先物取引に係る雑所得等の入力

1.FXでの税金を払うまでの流れをざっくり解説

FXでの、1年間で税金に関しておこなう事を下記にまとめました。

1月準備するもの
・前年度の1月1日〜12月31日までの年間取引き報告書をダウンロードする。
・給与所得がある人は源泉徴収票を準備する。
・使用した経費をまとめておく。
2月2月16日~3月15日までに確定申告をする。
3月15日確定申告期限、申告分の所得税納税期限
4月(振替納税の場合、下旬に所得税の引き落とし)
5月
6月第1期住民税支払い:末日まで
7月
8月第2期住民税支払い:末日まで
9月
10月第3期住民税支払い:末日まで
11月
12月
翌年
1月第4期住民税支払い:末日まで他繰り返し。

FXの税金に関して「むずかしい!」と感じる方も多いですが、やる事はこれだけです。

次からは、知識として知っておいた方がいい事、また具体的な内容の解説をしていきますね。

 2.FXで税金の発生するタイミング

FXをするなら知識として知っておきたい、税金の発生するタイミングです。

FXで税金が発生するのは、大きなくくりで下記の2パターンです。

パターン1 : 日々のトレードでの利益確定時

パターン2 : 1月1日から12月31日までの総合損益

では、詳しくみていきましょう。

【パターン1】日々のトレードでの利益確定時

FXでの税金が発生するタイミングは、「ポジションを決済した利益確定時」になります。

勘違いしやすいのが、含み損や含み益を持っている時や、FX会社から出金したタイミングではない。
と言うことです。

ここではまだ、税金の発生はしていません。

ここで税金が発生しました。

「FX会社の口座に勝った利益を残してるからバレないだろう。」

「含み損がこんなにあるから、今までの利益から引いて申請してやる。」

なんて事はできないと言う事ですね。

【パターン2】1月1日から12月31日までの総合損益

パターン1では、勝って資金が増える事もあれば、負けて資金が減る事もありますよね。

そして、もう一つFXでは通常トレードとは別にスワップでの損益があります。

また、取引き手数料などの経費もでてくるでしょう。

1月1日から12月31日までの期間で、これらの損益で利益がでた場合に、税金は発生します。

FX会社での損益は、計算を自分でおこなう必要はなく、必要な書類は非常に簡単に取り寄せる事ができます。

6の確定申告に必要な書類を取り寄せよう!では詳しい書類の取り寄せ方を解説していきますね。
すぐに読みたい方は【こちら】からスキップ。

注意点
以下には十分注意してください。

勝った利益をそのまま口座に残し、年が明けてから全損した。

年末に含み損でなんとか耐えていた。
など、ポジションを残したまま1月1日になり、その後今まで勝ってた利益を全損させた

共に12月31日でその年の税金が確定した後に、利益を失っています。

利益はないのに税金だけが残り、請求がきても支払いに必要なお金が足りなくなるかもしれません。

その年のトレードは、その年のうちに完結させる。

・所得税の納税は、確定申告後すぐ。
一括もしくは、分割でも2回まで。

その年のうちにかかるであろう税金分は、その年のうちに用意しておく。

3.勘違いしやすいFXの所得税と住民税

本業で給与をもらいながらFXをおこなう人は、年間利益20万円以上で確定申告が必要になります。

年間利益は、1月1日から12月31日までの総合損益から経費を引いた金額です。

自分で経費を引いてみて、利益が20万円以上になったのなら確定申告をおこないましょう。

20万円を超えて確定申告をおこなう場合、申請は税務署管轄になり、確定申告をした段階で所得税と住民税は自動で計算されます。

ですが、利益はでたけど20万円を超えなかった場合。

確定申告の必要はありませんが、FXの利益が1円でもでたのなら、住民税の申告は必要になります。

住民税の申請は、市区町村の役所が管轄です。

「よく分からない…」

と言う方もいると思うので、分かりやすく申請の流れをまとめてみましょう。

住民税の申告期間は、確定申告と一緒で2月16日〜3月15日までの間でおこないます。

年間利益20万円以上?確定申告の仕組み

年間利益20万円以上とは、正確には経費を引いた給与以外の所得の合計が20万円以上ということです。

国内FX、海外FXあわせて20万円以上の利益なら確定申告が必要という事になります。

最初に言いましたが、国内FX、海外FXでは損失は引けません。

また、利益20万円以下であっても確定申告は可能です。

どちらかというと、20万円以下なら申告しなくてもいい。という方が特例であると思えば分かりやすいですね。

下記に年間利益20万円以下の場合、確定申告をするメリットとデメリットをあげます。

利益20万円以下【確定申告】のメリット

①住民税の申告が必要なくなる。
確定申告と住民税の申告はセットのようなものです。

確定申告をおこなえば住民税の申告は必要ありません。

②申告することで安心できる。
税務署が把握できるのは、各FX会社から届いたその人の年間損益です。

税務署はその人個人が引いた経費を把握できません。

例えば
FXでの損益+100万円
経費90万円

年間利益10万円だから確定申告しなくていっかー。

間違いではないのですが

この場合、確定申告をしなかったら、税務署が把握できるのはFX会社から届いた損益+100万円だけになるので、税務調査はくるでしょう。

数年先に税務調査が入った場合、その経費の書類を失くしていたなら、税務官によっては悪質と判断されるかもしれません。

ならいっその事、確定申告してしまって安心を買う。という人は実はかなり多いです。

利益20万円以下【確定申告】のデメリット

確定申告した分は税金がかかります。

先ほど、20万円以下なら申告しなくてもいい。という方が特例である。
と言ったように、利益があるなら申告すれば当然その分税金の支払額はあがります。

年間利益20万円以下の場合、確定申告するのかしないのかは個々の判断になる。

4.国内FX会社と海外FX会社での税金の違い

次に、国内のFX会社と海外のFX会社で税金の違いをみてみましょう。

実際の申告では、記入例を見ながらおこなえば問題なくできますので、ここは知識として覚えておいてください。

ここでは下記の流れで解説していきます。

  1. 国内FX会社と海外FX会社の税金の違い。
  2. 【税区分】申告分離課税と総合課税の違い
  3. 国内FX会社と海外FX会社で損益の相殺ができるもの
  4. 一目で分かるあなたの申告パターン

では、順番にみていきましょう。

国内FX会社と海外FX会社の税金の違い。

まずは、国内FX会社と海外FX会社で、税金の違いを表にしました。

国内FX会社海外FX会社
確定申告をする所得水準給与所得者 : 20万円以上
非給与所得者 : 38万円以上
税区分申告分離課税総合課税
所得区分雑所得雑所得
税率一律20.315%累進課税
損益の相殺(損益通算)「先物取引に係る雑所得等」に分類される項目「雑所得、総合課税方式」に分類される項目
損失繰越3年分の損失繰越が可能不可

国内FX会社と海外FX会社では、税区分が違うため、まったく別の所得と言っていいでしょう。

確定申告でも申告箇所が違うため、注意が必要です。

では、細かい内容の解説をしていきます。

【税区分】申告分離課税と総合課税

国内FX会社と海外FX会社では、税区分が違うため、それぞれ別々で解説していきます。

※ここでは、具体的に計算をおこないますが、計算式など覚える必要はありません。

申告の時、自身で計算はしませんし、こんな感じか。とだけ知識に入れておきましょう。

余計な事を考えるより、稼げるだけ稼いだ方がいいですよね。

国内FX会社(申告分離課税)

国内FXの利益にかかる税率
  • 所得税:15%
  • 住民税:5%
  • 復興特別住民税:0.315%(2037年まで)
  • 合計:20.315%

税率は利益の大きさにかかわらず一定なので、20万円の利益でも、1億円の利益でも「20.315%」の課税がされます。

※FX取引の利益(課税対象) = 為替差益 + スワップポイント- 諸経費 

損失繰越

年間で損失の場合は、その損失を翌年以降3年間に渡って持ち越すことができ、翌年以降の「先物取引に係る雑所得等」の金額から控除できる仕組みです。

引用:JFX公式

繰越控除を受けるには、損失がある年から継続して確定申告を行う必要があります。

海外FX会社(総合課税)

海外FXの利益にかかる税率
  • 所得税:5%〜45%
  • 住民税:10%
  • 復興特別住民税:2.1%(2037年まで)
  • 合計:17.1%〜57.1%

総合課税は、他の分野で得た所得も合算し、その総額に対して課税される仕組みです。

総合課税には給与も含まれます。

サラリーマンなど給与所得者であれば、会社で年末調整が行われますね?


それに加えてFXでも所得が発生した場合、両者を合算させなくてはなりません。


会社はそこまでやってくれませんから、年末調整の結果を踏まえて、個人で確定申告を行う必要があります。

海外FXの所得税は累進課税なので、所得額に応じて以下のように税率が上がっていきます。

所得金額税率
195万円以下5%
195万円を超え330万円以下10%
330万円を超え695万円以下20%
695万円を超え900万円以下23%
900万円を超え1,800万円以下33%
1,800万円を超え4,000万円以下40%
4,000万円超え45%

例えば給与300万円、海外FXの利益が100万円の場合は、合計で400万円なので20%の税率になります。

また総合課税には税率%に応じて所得控除が引かれます。

所得控除は下記の金額です。

税率控除額
5%0円
10%9万7,500円
20%42万7,500円
23%63万6,000円
33%153万6,000円
40%279万6,000円
45%479万6,000円

あらためて、他の税とあわせて所得額に応じた表が下記になります。

所得金額税率控除額住民税復興特別
所得税
195万円以下5%0円10%2.1%
195万円を超え330万円以下10%9万7,500円10%2.1%
330万円を超え695万円以下20%42万7,500円10%2.1%
695万円を超え900万円以下23%63万6,000円10%2.1%
900万円を超え1,800万円以下33%153万6,000円10%2.1%
1,800万円を超え4,000万円以下40%279万6,000円10%2.1%
4,000万円超え45%479万6,000円10%2.1%
所得控除とはなにか?超過累進課税

累進課税には、単純累進課税と超過累進課税があります。

日本で使われているのは超過累進課税です。

超過累進課税は、課税対象の金額が一定額を超えた場合に、超えた分に対してのみ高い税率がかかる制度です。


1. 所得300万円の場合
 195万円×5%+(300万円-195万円)×10%=20万2,500円

2. 所得400万円の場合
 195万円×5%+(330万円-195万円)×10%+(400万円-330万円)×20%=37万2,500円

単純に税率をかけただけでは、下記になります。

1. 所得300万円の場合
300 万円×10%=30万円

2. 所得400万円の場合
400万円×20%=80万円

ですので、これに所得控除額を引くことで、超過累進課税で計算した額と同じになるわけです。

1. 所得300万円の場合
30万円-9万7,500円=20万2,500円

2. 所得400万円の場合
80万円-42万7,500円=37万2,500円

控除額は、日本で使われている超過累進課税のための控除額ですね。

損失繰越はできない

海外のFXでは、どんなに赤字を出してもその年限りで損益が確定、損失繰越をする事はできません。

住民税に関しては少し複雑、計算ツールが各自治体にある

国内FX,海外FXともに住民税は一律になっていますが
住民税は、単純に5%かければ分かる。10%かければ分かる。
という物ではありません。


それは、住んでいる自治体によって微妙に異なるからです。

おおよそこの位と把握するためには、国内FXは5%。海外FXは10%としておけば問題ありません。

ですが、「細かく知りたい!」

と言う方もいるでしょう。

その場合は、自治体によっては「住民税額シミュレーションツール」があるので活用してみるのもいいですね。

「自治体名 住民税額シミュレーション」で検索するとでてきたりします。

例(クリックすると東京都港区の公式ツールに飛べます)
港区の住民税額シミュレーションツール 

※ただの試算用ツールですので、情報が送られることはありません。

各項目の入力をし税額試算を押せば、おおよそ住民税がいくらか把握できるようになっています。

入力方法が分からない方でも、このまま本記事を読み進めれば出来るようになります。

ちょっと余談。とばしてもいいですよ。【複利と単利】税金との相性

表のように、海外FXの累進課税では利益が増えるほど税金が高くなります。

ちょっと余談で、少し専門的なお話しになりますが、本サイトの複利手法は国内FX会社JFXでおこなっています。

複利用JFX【手法のやり方】

このやり方なら、実は証拠金が安くなる海外の方が向いてます。

海外でもスプレッドが低いところもありますし、手数料を考慮しても、ナンピン本数や維持率を考えると、海外ならほぼ負けることは考えられないくらいのリスクにはなるでしょう。

海外のプラットフォームでは、JFXに比べ1pipsの決済にかなりのストレスや不利な部分もありますが、そのリスクに比べればやる価値はあるかもしれません。

ですが、海外の累進課税は複利手法をおこなう上で圧倒的に不利になります。

特に数年と言う期間でみた場合には、許容出来ない額になるでしょう。

単利手法なら、1年間の利益はある程度の税率に抑えられるのでまだ許容できますが、出金をせずに利益を積み上げていく複利手法は、税金の面で国内一択になるかと思います。

国内FX会社と海外FX会社で損益の相殺ができるもの

ここでは下記の流れで解説していきます。

  1. 損益通算と注意事項
  2. 国内FX会社と海外FX会社で、それぞれ損益通算できるもの
  3. 税率があがっていく【総合課税】をもう少し詳しく

損益通算と注意事項

損益通算

同じ税区分の同じ所得区分のなかで、同一年分の利益と損失を相殺することが可能です。

給料以外にも、今の時代お金の稼ぎ方はたくさんありますよね?

もちろんFXもそうですが、株、仮想通貨。副業で有名なところですと、転売やアフィリエイト、クラウドワークスなんかもあります。

このお金を稼いだものには税金が発生しますが、それぞれに税区分と所得区分が振り分けられています。

国内FXで言えば、【申告分離課税の雑所得】海外FXで言えば【総合課税の雑所得】と言うものがそうです。

損益通算とは、この税区分と所得区分の一緒の枠内でなら、利益と損失を相殺してもいいですよ。
というものになります。

この損益通算には、本記事の最初にもお伝えしましたが、気をつけなければいけないポイントがあります。

下記でパターン別に解説していきましょう。


パターン1
(同じ税区分と所得区分の場合)

損益通算をすることで、50万円分とても安く済みます。

パターン2
(国内FX会社だけプラスになった場合)

損益通算は出来ず、国内FX会社A社分の100万円に対して税金がかかります。

パターン3
(国内FX会社1社と海外FX会社2社でおこなった場合)

海外FX会社C社とD社は損益通算が出来るので、税金は国内FX会社A社の100万円分のみになります。

パターン4
(どちらもプラスではあるが、合計して年間利益20万円以下の場合)

年間利益20万円以下に該当するので、確定申告をしなければ税金はかかりません。

確定申告をするとそれぞれに税金がかかります。

パターン5
(国内FX会社【先物取引に係る雑所得等】がマイナスの場合)

損益通算は出来ず、海外FX会社B社分の100万円に対して税金がかかります。

ただし、国内FX会社A社の場合、確定申告をすることにより損失を繰り越す事ができるため、翌年の先物取引に係る雑所得等の利益から50万円分引く事ができます。

国内FX会社と海外FX会社で、それぞれ損益通算できるもの

では、具体的に国内FX会社と海外FX会社で、それぞれ他に損益通算できるものは何か見ていきましょう。

国内FX会社
国内FXと一緒の【申告分離課税の雑所得】
  • 店頭外国為替証拠金取引(FX)等の店頭デリバティブ取引
  • 大阪証券取引所における日経平均株価先物取引「日経225」、「日経225mini」、「日経225オプション」、「大証FX」
  • 東京証券取引所における東証株価指数先物取引「TOPIX」、「くりっく365」
  • 国内商品先物取引所における「商品先物取引」等

引用JFX公式

海外FX会社
海外FXと一緒の【総合課税の雑所得】
  • 海外FX
  • 海外バイナリーオプション
  • 仮想通貨
  • 転売、フリマアプリ、アフィリエイト、クラウドワークスなど
    その他副業としておこなっているもの
  • 公的年金雑所得 国民年金や厚生年金・企業年金など

税率があがっていく【総合課税】をもう少し詳しく

最後に、総合課税に関してもう少し詳しくみていきましょう。

総合課税には、サラリーマンに1番なじみのある給料も含まれます。

ですが、海外FXと同じ総合課税と言う税区分でも、所得区分が違うため損益通算はおこなえません。

総合課税は幅が広く、あなたにも当てはまるものがでてくるかも知れません。

総合課税は、累進課税で税率があがっていくので、申告の時困らないよう表を一覧でみていきましょう。

一目で分かるあなたの申告パターン

次に、国内FX会社と海外FX会社を併用する場合、損益によって税金の申告が必要かどうか、パターンをまとめたので活用してください。

どこにあてはまるのかを見ることで、何をしなければいけないかが分かります。

(国)=国内FX会社 (海)=海外FX会社

年間利益申告方法
パターン
1
(国)
+20万円以上
(海)
+20万円以上
(国)(海)確定申告のみ
住民税の申告は不要
パターン
2
(国)
+1円〜20万円以内
(海)
+20万円以上
(国)(海)確定申告のみ
住民税の申告は不要
パターン
3
(国)
+20万円以上
(海)
+1円〜20万円以内
(国)(海)確定申告のみ
住民税の申告は不要
パターン
4
(国)
−損失
(海)
+20万円以上
(国)(海)確定申告のみ
住民税の申告は不要

海外分に税金がかかり、国内の損失は翌年の国内に繰越せる。
パターン
5
(国)
+20万円以上
(海) 
−損失
(国)(海)確定申告のみ
住民税の申告は不要

国内分に税金がかかる。
パターン
6
両方+あわせて20万円以上の場合
(国)
+1円〜
(海)
+1円〜
(国)(海)確定申告のみ
住民税の申告は不要
パターン
6.5
両方+あわせて20万円以下の場合
(国)
+1円〜
(海)
+1円〜
確定申告は不要
(国)(海)住民税の申告をする

確定申告をする事も可能。
その場合、確定申告のみで住民税の申告は必要ない。
ただし、申告した分には所得税と住民税の両方がかかる。
パターン
7
(国)
+1円〜20万円以内
(海)
−損失
確定申告は不要。
(国)住民税の申告をする

確定申告をする事も可能。
その場合、確定申告のみで住民税の申告は必要ない。
ただし、申告した分には所得税と住民税の両方がかかる。
パターン
8
(国)
−損失
(海)
+1円〜20万円以内
(国)確定申告
(海)住民税の申告をする。

国内FX会社は損失を3年間繰越ができるため。

(海)確定申告をする事も可能。
その場合、確定申告のみで住民税の申告は必要ない。
ただし、申告した分には所得税と住民税の両方がかかる。
パターン
9
(国)
−損失
(海)
−損失
(国)確定申告のみ

国内FX会社は損失を3年間繰越ができるため。
海外FX会社は損失の繰越ができないため申告は不要。

 5.FXで使用する経費を極めよう!

FXでの経費に関する内容を下記の順番で解説します。

  1. FXで経費に落とせるもの一覧
  2. 経費の考え方
  3. 国内FX会社と海外FX会社を併用した場合の経費
  4. 経費は自己申告
  5. FXで問題のない経費
  6. 税務署によっては通る可能性のある経費
  7. 微妙なものを経費にする具体例

経費に関しては、これだ!というものが法的には規定がありません。

税理士によって判断が違うため、下記一覧でご自身の所で許容されているものを、一度お近くの税務署で確認をしておく事が重要です。

まずは一覧でみていきましょう。

1, FXで経費に落とせるもの一覧

・FX取引手数料
・資金入金時、着金時の振込み手数料

・相場分析などのFX書籍費
・FX関連有料のネット情報・FX関連有料のツール
・FXセミナー受講費
・セミナー会場に向かう時の交通費
・FX取引きのためのパソコン購入費
・新聞
・雑誌
・パソコン周りの機材費
・プロバイダ料
・スマホやタブレット
・インターネット通信費
・家賃
・光熱費
・交際費

2,経費の考え方

経費になるのかどうかは
FXで利益をあげるために必要なのかどうか?

それを客観的なデータとしてみせる事が出来れば、まず経費として落とせます。

誰がみても「あ、これはFXで使用してるよね。」と言うものが経費になると思いましょう。

例えば、入金に関して

銀行口座にお金を入れた時の手数料。

銀行口座からFX会社に入金した時の手数料。

これは、FXをするのに絶対に必要な工程ですよね。

ですので経費にできます。

ですが、

FX会社から銀行口座に出金した手数料。

銀行口座からお金を下ろした手数料。

これは、FXで利益を上げる為の工程ではないので、厳密には経費として認められないところもあるようです。

実際は、FX会社から銀行口座に出金した手数料までなら認めてもらえますけどね。

経費の概念はこんな感じです。

しかし、経費に関しては、利益あってのはじめての節税対策です。

経費で落としたらお金が返ってくる。と言うものではありません。

自分にメリットや利益を生まない経費は、ただの無駄な出費である事は覚えておきましょう。

3,国内FX会社と海外FX会社を併用した場合の経費

まず、経費に関しても【国内FX会社と海外FX会社を併用】する場合、完全に分けて管理する必要があります。

それは、確定申告の時に経費に関しても、申告箇所が分かれているからです。

ですが、例えばFX関連の書籍を購入した時、国内も海外も当てはまる為どちらで申告すればいいのか悩みますよね?

同じFXをおこなっている訳なので、カブるものもあります。

実はこれ、税務署で質問した時かなりグレーな内容でした。

回答としては、

その時どちらの為に購入したのか?
使用した方で経費にして下さい。

模範回答ですね。

では、両方に当てはまり、どちらで使用したのか覚えていない場合は?

私どもとしては、こっちで使用したと言われればそうなんだと思うしかないですよね(笑)

残念ながら不特定多数の方が見るサイトであまりはっきりと言えないのですが、

税率が高い方で経費として落として、そっちの為に使ったって言えばいいんじゃないですかね。

もちろん国内で使用しているものは国内で。

海外で使用しているものは海外で申告しましょう。

4,経費は自己申告

経費は、確定申告の時自己申告になります。

領収書や明細書は、確定申告の時に提出はしません。

ですので、この時は何も言われず経費として通ってしまいます。

しかし税務調査は、7年先までくる可能性があります。

後からダメと言われることがあるので、証拠書類(領収書や明細書など)は残し、事前にお近くの税務署で確認しておくことが重要でしょう。

5,FXで問題のない経費

特に難しく考えないでも通る経費は下記の8つです。

・FX取引手数料 
・資金入金時、着金時の振込み手数料
・相場分析などのFX書籍費
・FX関連有料のネット情報
・FX関連有料のツール
・FXセミナー受講費
・セミナー会場に向かう時の交通費
・FX取引きのためのPC購入代

これらはFXをおこなう為、または利益を上げる為に必要であると判断されます。

領収書や明細書は残しておきましょう。

ネットでダウンロードしたものなど、オンラインで取引きし領収書がでない場合には、確認メールや、取引き画面のキャプチャー画像を残しておけばオッケーです。

6,税務署によっては通る可能性のある経費

・家賃
私はFXをパソコンでトレードしていませんが、今この記事を書いているのはパソコンでおこなっています。

パソコン使用はこの為にしか使用していないので、パソコンと椅子の部分が、自宅の何%の部分をしめているのか?
これを経費にできると、近所の税務署で確認し経費として計算しています。

ですが、家賃に関して、普段生活している場所と一緒の場合、経費として認められないケースもあるようです。

確実に自宅の一室をその業務のために使用しているのが明らかである場合には、その1室分の家賃を経費として計算が可能です。

例えば、5部屋ある1室を完全にFX用にした場合、家賃の20%を経費として計算が可能になります。

また資金に余裕があるのなら、集中してトレードするために、生活とは別に部屋を1室借り、FX専用にして全て経費に落とすのも分かりやすくていいですね。

・光熱費

家賃と同様に生活費部分と一緒になっているような場合、認めてもらうのは難しいです。

ですが、パソコンをFXのために常に使用しているなど、その分の%を電気代から経費として落とせるところもあるようです。

実際に家賃も光熱費も経費として落としている人がいるのは事実です。

せっかく経費に出来るなら、聞かれてもしっかり答えられるようFXの為の環境を整えて、経費にするのも良いかもしれませんね。

どのくらい経費にするのかは、人によって違う。

ただ、聞かれたとき証明できるかが重要。

7,微妙なものを経費にする具体例

次に、微妙なものを経費にするための具体例を、本サイトのやり方でトレードしたい人向けに解説します。

スマホ購入費、インターネット通信費

本サイトのやり方では、国内会社のJFXと海外会社のAXIORYで取引きをおこなっています。

詳しくは、口座選びのコツから

どちらもスマホで取引きをおこない、パソコンでの取引きはおこなっておりません。

その為、私は2台のスマホをAXIORY用とJFX用で使い分けています。

スマホ1台では、2社のアプリを切り替えて使うのは大変ですし、トレードチャンスを逃しますからね。

1台は普段使いと一緒にし、もう1台は完全にFXの為にしか使用していません。

ですので、FX専用のスマホに関しては100%購入費も通信費も経費で落としています。

普段使いと一緒のスマホに関しては購入、通信費ともに10%の経費で計算しています。

この辺額が大きくなるので、税務署から聞かれるとは思います。

上の記事にも少し書いてますが

・FXの為のアプリしか入れてないスマホをみせる。

・証拠の支払明細書をみせる。

・FXの取り引き記録をみせる。

・年間取り引き報告書をみせる。

絶対に必要ですと言う。

これでまず通りますね。 

普段使いと分ける事が、経費に出来るかどうかには重要です。

 6.確定申告に必要な書類を取り寄せよう!

確定申告をする為に必要なのは下記5つになります。

  • 源泉徴収票
  • 年間取引報告書
  • 各種控除証明書(社会保険料控除・医療費控除・住宅ローン控除)
  • 経費の領収書
  • マイナンバーカード
    もしくは、利用者識別番号・暗証番号

源泉徴収票は会社からもらえばいいので、まずは年間取引報告書を各FX会社から手に入れます。

海外FX会社のAXIORYと、国内FX会社のJFXを例に具体的に取り寄せてみましょう。

AXIORYのcTrader(シートレーダー)から年間取引報告書をダウンロード

年間取引報告書はcTraderから簡単にダウンロードできます。

※現在cTraderではデスクトップ版cTraderからのみ現在から1年間分以上の履歴をダウンロードできます。WindowsおよびMacのみ対応です。
AXIORY cTraderダウンロードページ

パソコンが無い方でも、MyAxioryからチャットもしくは、メールアドレスでの問い合わせで取り寄せることも出来ます。

AXIORYさんはサポートが早く丁寧ですので、これから解説するやり方もよく分からないという方も「確定申告で使う年間取引報告書が欲しい」と問い合わせしましょう。

では、デスクトップ版のWindows版cTraderから年間取引報告書をダウンロードしてみます。

cTraderから年間取引報告書をダウンロードするには、次の4つをおこないます。

  1. パソコンからcTraderを開き下にある履歴を押す。
  2. 確定申告で必要な期間〇年1月1日~〇年12月31日に日付を変える。
  3. 明細横のから保存方法を選び明細を押す。
  4. パソコンに保存されたので確認してみる。

実際にやってみますね。

1.パソコンからcTraderを開き下にある履歴を押しましょう。

2.すべての売り/買い(初期設定)になっているか確認し、確定申告で必要な期間〇年1月1日~〇年12月31日に日付を変えます

3.明細横のから保存方法を選び明細を押しましょう。
今回はHTMLへエクスポートしてみます

4.これで必要な書類は手に入れることが出来たので、保存された書類を確認してみましょう。

必要な情報は一番下のこの部分ですね。
一応日本語訳も載せておきます。

入金有効証拠金必要証拠金口座残高
出金建玉評価損益余剰証拠金
総合計確定損益証拠金率

入出金は、資金移動も含めているのであまり関係ないですね。

必要なのは確定損益の部分です。これを複数口座がある場合は、すべて取り寄せて合計を計算しましょう。

JFXスマホから年間取引報告書をダウンロード

JFXでは、公式が画像付きで分かりやすく、年間取引報告書のダウンロード方法を解説しています。

報告書のダウンロード方法

このように日本のFX会社では、確定申告で必要な書類の入手方法を公式サイトで解説している所がほとんどですね。

7.FXの「確定申告」をスマホでサクッとしてみよう!

スマホから確定申告をおこなうには下記の2パターンあります。

  • マイナンバー方式
  • ID・パスワード方式

それぞれ、あなたにあてはまる方で行いましょう。

マイナンバー方式

マイナンバーカードをもっている

・アプリ【マイナーポータル】にログインするための
マイナンバーカードの利用者証明用電子証明書のパスワード(数字4桁)を覚えている

・アプリ【マイナーポータル】にログインするための
マイナンバーカードの読取機能のあるスマートフォンをもっている

マイナーポータルで事前設定をおこなっている
事前設定のやり方は、国税庁【マイナポータルと連携してデータを取得する場合】3から24ページまでに記載されています。

上記を満たしていたら次へをクリック

ID・パスワード方式

ID(利用者識別番号)・パスワード(暗証番号)をもっている

こちらのID・パスワードは、事前に税務署で職員との対面による本人確認が必要です。

お近くの税務署にて、その場ですぐに入手する事ができます。

※マイナンバーカード及び、マイナンバーカードの読取機能のあるスマートフォンをもっていなくても申告が可能です。

上記を満たしていたら次へをクリック

スマホで確定申告をするとこんなにいいことが!

もし途中で困っても相談はチャットボットや電話でもできます。

e-Taxの使い方(操作方法など) :【e-Tax・作成コーナーヘルプデスク】
0570-01-5901

申告書作成に当たってのご不明点等 : 所轄の税務署

マイナンバー方式

e-Tax

利用可能日 : 火曜日~金曜日(休祝日及び12月29日~1月3日を除く)
利用可能時間 : 24時間(休祝日の翌日は8時30分から)
確定申告時期(2月16日から3月15日) : 土、日、祝含む全日24時間可能

①確定申告等作成コーナーへアクセス
iPhoneはSafari
AndroidはGoogle Chromeでアクセス
国税庁 確定申告書等作成コーナー【e-Tax】

②作成開始をタップします。

③作成のステップを確認して次へタップします。

④質問に答えていきます。
※今回は【給与所得】と海外FXの【総合課税の雑所得】、国内FXの【申告分離課税の雑所得】の3つを例に記入していきます。

質問1.確定申告をする年分は?の質問にはいタップします。

質問2.申告する収入等を選択で
給与
海外FX用→雑(その他)
国内FX用→上記以外の収入

にチェック(✔)し確定を押します。

※国内FXは「先物取引に係る雑所得等」に分類されます。項目横の?をクリックすると説明が出ます。

質問3.e-tax(マイナンバーカード方式)にチェック(✔)します。
マイナーポータルと連携はどちらでも構いません。今回は連携しないを選択し次へをタップします。

※ マイナーポータルと連携は、控除証明書等のデータを一括取得し、確定申告書の該当項目へ自動反映できる機能です。マイナーポータルに控除などのデータがあるならはいにすると入力が楽になります。

⑤パソコン画面にての案内画面が表示されたら次へをタップします。

⑥申告書作成前の確認画面になったら、マイナーポータルアプリをインストールし、利用規約の確認をして同意して次へをタップします。

⑦e-Taxのログイン画面に移行する旨の案内画面が表示されるので次へをタップします。

⑧e-Taxのログイン画面でマイナンバーカードの読み取りをタップするとマイナーポータルアプリが起動します。

⑨マイナンバーカードの利用者証明用電子証明書の数字4桁のパスワードを入力して次へをタップします。

⑩画面の案内に沿ってスマホでマイナンバーカードを読み取ります

⑪読み取りに成功したら、Safariを開き元の画面に戻ります。

⑫登録情報が表示された場合は内容を確認して次へをタップします。
※訂正が必要な場合は訂正ボタンをタップします。

ここからはe-tax(ID・パスワード方式)と一緒の内容ですので
次へを押してください。

ID・パスワード方式

e-Tax

利用可能日 : 火曜日~金曜日(休祝日及び12月29日~1月3日を除く)
利用可能時間 : 24時間(休祝日の翌日は8時30分から)
確定申告時期(2月16日から3月15日) : 土、日、祝含む全日24時間可能

①確定申告等作成コーナーへアクセス
iPhoneはSafari
AndroidはGoogle Chromeでアクセス
国税庁 確定申告書等作成コーナー【e-Tax】

②作成開始をタップします。

③作成のステップを確認して次へタップします。

④質問に答えていきます。
※今回は【給与所得】と海外FXの【総合課税の雑所得】、国内FXの【申告分離課税の雑所得】の3つを例に記入していきます。

質問1.確定申告をする年分は?の質問にはいタップします。

質問2.申告する収入等を選択で
給与
海外FX用→雑(その他)
国内FX用→上記以外の収入

にチェック(✔)し確定を押します。

※国内FXは「先物取引に係る雑所得等」に分類されます。項目横の?をクリックすると説明が出ます。

質問3.e-tax(ID・パスワード方式)にチェック(✔)次へをタップします。

⑤パソコン画面にての案内画面が表示されたら次へをタップします。

⑥申告書作成前の確認画面になったら、利用規約の確認をして同意して次へをタップします。

⑦利用者識別番号と暗証番号を入力し次へをタップします。

⑧登録情報が表示された場合は内容を確認して次へをタップします。
※訂正が必要な場合は訂正ボタンをタップします。

ここからはe-tax(マイナンバーカード方式)と一緒の内容ですので
次へを押してください。

申告書データの作成

では、次に申告書データの作成をおこないます。

①まずは、所得税の確定申告書の作成を開始しますで、作成開始へをタップします。
※今回は例として、会社勤めで年末調整をおこなっており、海外FXで100万円、国内FXで100万円の年間損益があったとします。
また控除は入力しませんので各々での入力になります。

②下記画面になったら次へ進むをタップします。

③申告書の作成を始める前の画面では下記のように入力しましょう。
・申告される方の生年月日
ご自身の生年月日

・作成する確定申告の提出方法
e-Taxにより税務署に提出する

③質問に答えていきます。
下記の例にならい、ご自身にあてはまる方を選択してください。

※今回は例として給与以外に申告する収入以外はいいえにしています。

・質問 給与以外に申告する収入がありますか?
はい

・質問 税務署から青色申告の承認を受けていますか?
いいえ

・質問 税務署から予定納税額の通知を受けていますか?
いいえ

入力が完了したら次へ進むをタップします。

収入金額・所得金額の入力をおこなう

まずは、1,給与所得の入力するをタップしましょう。

1,給与等の支払者から交付された源泉徴収票の入力

データで交付された源泉徴収票の入力はいいえを選択します。

源泉徴収票が年末調整済みか済みでないかの確認をして、あてはまる方のカメラで読み取るをタップします。
※確認方法は下記に記載されています。 
国税庁年末調整済みと年末調整済みでない源泉徴収票の見分け方

カメラへのアクセスを求められますので、許可をタップします。

注意事項に気を付けて撮影するからお持ちの源泉徴収票の撮影をおこないましょう。

撮影した源泉徴収票の画面が表示されたら、読み取るをタップします。

読み取りが完了したら次へをタップし、源泉徴収票が申告する年度分か確認したらはいを選択します。

読み取った内容が「読取結果・補正」画面に表示されます。
内容が正しく入力されているか確認し補正完了をタップします。

※読取は、全ての項目を読み取っているわけではなく、この後の入力画面に必要な項目のみの読取になります。

自動反映されたら閉じるをタップします。

源泉徴収票の入力画面に戻るので特定支出控除の入力欄
給与所得者の特定支出控除についてを読み、あてはまればはいを選択し金額を入力します。


今回は見本としていいえを選択します。

選択が完了したら次へ進むをタップします。

2,海外FX【総合課税の雑所得】 雑(その他)所得の入力

次に、2,海外FXの申告を作成します。雑所得(その他)入力するをタップしましょう。

雑(その他)所得の入力画面になったら入力するをタップします。

海外FX会社から取寄せた年間取引報告書をみながら入力していきましょう。

記入例の見本

種目 : その他
外国為替証拠金取引


業務に該当しますか : いいえ

収入金額
(例) 1000000
※今回はAXIORYを例にします。
年間取引報告書をみながら記入しましょう。
AXIORY内で複数口座を持っている場合は、全ての口座の確定損益の部分を合計して入力します。

必要経費
(例) 50000
※今回はAXIORYを例にします。
AXIORYで使った経費を入力してください。
他に海外口座や別の雑所得がある場合は、全体の経費額から均等に分散して入力しましょう。
(例)5,000円なら
1件目2,500円
2件目2,500円

源泉徴収税額
0

所得の生じる場所又は法人番号
(例)AXIORYの登録住所は、No. 1 Corner of William Fonseca Street, Marine Parade, Belize City, Belize, C.A.
ですが28文字以内なのでBelize City, Belize, C.A.で問題ありません。


報酬などの支払者の氏名・名称
(例)Axiory Global Ltd.

他にも海外FX会社を使っている場合は、続けてもう1件入力
AXIORYだけなら内容の確認をクリックします。

相続税等に係る生命保険契約等に基づく年金(保険年金)の入力であればはい。無ければいいえを選択し次へ進むをタップします。

3,国内FX【申告分離課税の雑所得】 先物取引に係る雑所得等の入力

では、3,国内FXの申告を作成します。先物取引に係る雑所得等の入力するをタップしましょう。

1,所得区分は雑所得用を選択します。

2,取引の内訳入力
国内FX会社から取寄せた年間取引報告書と下記記入例をみながら入力していきましょう。

記入例の見本

取引の内容
種類 : 外国為替証拠金取引

決済年月日 : 無記入

数量 : 無記入

決済の方法 : 差金決済

収入
差金等決済に係る利益又は損失の額 : 年間損益の合計を入力
(例)1000000
※今回はJFXを例にします。
年間取引報告書をみながら記入しましょう。
JFX内で複数口座を持っている場合は、全ての口座の年間損益の部分を合計して入力します。

譲渡による収入金額 : 無記入

その他の収入 : 無記入

必要経費等
委託手数料 : 無記入

譲渡による収入金額に係る所得費 : 無記入

他あれば記入
(例)
手数料 : 5000
FX取引の為の端末購入費 : 100000
通信費ほか : 30000


※欄が不足する場合は、一番下の欄に入力しきれなかったものの合計額を入力してください。
その際、科目名は「○○ほか」などと入力してください。

他にも別の国内FX会社を使用しているという方は、もう1件入力するをタップし同様に記入していきましょう。

その場合の経費は、合計から均等に分散して入力しましょう。
(例)手数料5,000円なら
1件目2,500円
2件目2,500円

前年分までに引ききれなかった先物取引の差金等決済に係る所得の損失額
損失繰越のことですので、あれば記入します。
入力例はこちら

入力が終了したら入力終了(次へ)をタップします。

収入金額・所得金額の入力画面に戻るので、他に所得があれば入力していきます。
なければ入力終了(次へ)をタップしましょう。

所得控除の入力

控除横の?で該当する場合は入力していきましょう。

確定申告と年末調整で重複する内容
控除など勤務先でおこなった年末調整と確定申告は重複してもよい。

勤務先に控除証明書を出し忘れたなどの理由から、年末調整で本来受けられる所得控除が受けられなかった場合も、確定申告をすることで控除を受けることができます。

同じ人の年末調整の書類(源泉徴収票)と確定申告書が届いた場合は、確定申告書の内容が優先されます。

入力が終了したら入力終了(次へ)をタップします。

税額控除・そのほかの項目の入力

控除横の?で該当する場合は入力していきましょう。

入力終了もしくは特にない場合も、そのまま入力終了(次へ)をタップします。

計算結果確認

収入や控除などの入力が終わったら、納税する所得税の計算結果が表示されます。
※下記画像の納税額は給与を入力していない、その他見本入力をした場合の納税額です。

修正がある場合はここでおこない、問題なければ次へをタップしましょう。

確認画面、注意事項がでるので閉じるをタップします。

住民税等入力

住民税等入力画面になったら
住民税・事業税に関する事項をタップしてください。

ここでは、1,給与・公的年金等以外の所得がある方の入力事項で、徴収方法の選択を自分で納付にチェックします。

自分で納付にチェックすることで会社に副業はバレません。

会社に副業がバレるのは、前年より住民税があがった事で把握されるか、口コミです。

別にバレてもいい。と言う方でも会社に自分の収入を知られるメリットはないので、ここは自分で納付をおこないましょう。

その他該当するものがある方は入力し、なければ入力終了(次へ)をタップします。

元の画面に戻るので、入力終了(次へ)をタップしましょう。

住所・氏名等入力

ここでは、支払い方法の確認と、個人情報の入力確認をおこないます。
訂正がある場合は訂正し、問題なければ下にある次へ進むをタップしましょう。

マイナンバーの入力

マイナンバーの入力をおこないます。
ID・パスワード方式でおこない、マイナンバーが分からないという方は無記入で問題ありません。
入力が完了したら次へ進むをタップします。

送信前の申告内容確認

ここからの内容は、国税庁動画を引用させていただきます。

私がこのままの内容で送信するわけにはいかないので、ここからは国税庁の動画に頼ります。

後は、内容確認と送信をおこなうだけですが、よく分からない。という方は下記動画をご覧ください。

※最初に提出方法の選択で、マイナンバーカード方式でおこなった方と、ID・パスワード方式でおこなった方で微妙に内容が異なります。

ご自身が選択した方式の動画をご覧ください。

3分52秒 マイナンバーカード方式申告書データの送信から

引用国税庁動画チャンネル スマホ申告(マイナンバーカード方式でのe-Tax送信方法)

2分50秒 ID・パスワード方式申告書データの送信から

引用国税庁動画チャンネル スマホ申告(ID・パスワード方式でのe-Tax送信方法)

以上で、「国内FXと海外FXを併用したサラリーマン」の税金解説と確定申告の方法を終了します。

お疲れさまでした。また、確定申告の時期になったら見直せばいいので、是非ブックマークしておいてくださいね。

タイトルとURLをコピーしました