こちらの記事では、ロットのルールと変更方法について解説します。
このサイトの手法では、値幅(pips)を資金によって変更することをせず、ロットの変更のみで複利をおこないます。
勝率を可能な限り高め、スキャルピングの特性を利用し【超短期売買で回転率を上げる】と言うやり方です。
逆に言えば、資金管理はロットのみでしかおこなう事が出来ませんので、ここを間違うと簡単に資金を失う大きな損失に直結します。
非常に重要な部分ですので、必ずルールを守っておこないましょう。
ロットルール
①最低証拠金20万円で1ロット
②20万円増えるごとに+1ロット
例
証拠金40万円の場合、2ロット
証拠金60万円の場合、3ロット
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※ナンピンも同様に
証拠金20万円の場合ナンピンも全て1ロット
証拠金40万円の場合ナンピンも全て2ロット
証拠金60万円の場合ナンピンも全て3ロット
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複利手法をおこなう国内口座JFXでは、1ロット=1,000通貨です。
最低取引量が1ロットになります。
単利手法をおこなう海外口座AXIORYでは、1ロット=100,000通貨です。
最低取引量が0.01ロットになります。
JFXの1ロットとAXIORYの0.01が同様の通貨量になります。
また、JFXで言う1pipsとは、AXIORYの0.1pipsにあたります。
JFX公式「1pipsとは、どのような単位をあらわしていますか?」
このように国内、海外また企業によっても違いがでてくる場所もあるため、本サイトでは各公式に合わせた名称単位になっています。
ロットルール解説
① 最低証拠金20万円で1ロット
JFXでおこなう複利手法では、最低資金を20万円からにしています。
そして、最小金額である20万円に対して、JFXで設定出来る最小ロット【1ロット】がスタートになります。
これは、この手法がナンピン本数によって時間効率も勝率も全く異なるものになるためです。
詳しくは、トレードルールその⑤ナンピンで平均取得単価を下げる【ナンピンの本数】をご覧下さい。
※初期金額20万円が難しいと言う方は、5万円でスタート出来る私と同じ下記の順番で資金を作ることをおすすめします。
②20万円増えるごとに+1ロット
この手法はナンピンが打てるほど勝てる可能性は高くなります。
そしてナンピンを打てる本数というのは、資金が多くなるほど増えます。
例えば、ロットを上げなければ20万円よりも40万円の方が多くポジションを持てるという事ですね。
ですが、ロットを上げるとそのナンピン本数と言うのは当然減少するわけです。
ロット上げてもなるべくナンピン本数を減少させずに、という事での20万円毎での1ロット追加というルールになります。
例えば
AUD/USDで検証した時
20万円で1ロットの場合48本のナンピンが打てました。
この時、証拠金は187,200円。
含み損は、11,860円。
合計で199,060円で、必要証拠金3900円のAUD/USDは次のポジションが打てなくなります。
これをもとに100万円で5ロットの場合48本のナンピンを打つと
5×3,900(これが1つのナンピンを打つのに必要な証拠金)×48=936,000円。
含み損は、59,300円
合計で995,300円で、次のナンピンの必要証拠19,500円分には足りなくなります。
この手法は単純なナンピンはおこないませんので一概には言えませんし、それによって含み損のペースも変わるため、大幅に減る可能性も高くあります。
もちろん1番証拠金の安いAUD/USD通貨ペアでこれですので、1本あたり5,800円の証拠金が必要な他の通貨ペアではさらに減少するわけです。
20万円毎に1ロットと言うのは、複利のペースを上げつつ、ナンピン本数を維持し、勝率を保つために最低でこのペースと言うふうに考えてもらえればと思います。
むしろトレードしていてナンピン本数に不安があれば、ロットを上げるペースを落とすのも検討してもいいかもしれませんね。
では、次に具体的にロットの変更の仕方を画像付きでおこなっていきます。
非常に簡単ですのでサクッとマスターしましょう。
ロットの変更方法
画像
ナンピンも同じロットになるため、変更せずに次のポジションを狙う。
以上で②知識編は終了になります。
ここまでで、この手法では資金、ロット、ナンピン、そして1pipsと言う設定が切ってもきれない関係にあると言う解説になりました。
いろんなサイトやYouTubeなんか調べると
「ナンピンは危険だ。」
そう言った声もちらほらあがっていますね。
もしかするとあなたも、知識編を見てこの辺が引っかかりになるかもしれません。
ですが、ナンピンは本来平均取得単価を下げることを目的におこなうため、リスクを下げるやり方になります。
画像本来ここまで戻らなければ利確出来ないものをナンピンを打つ事でここまで戻れば利確できるようになる。
確かにやり方によってはリスクの上がるやり方でもあります。
- ナンピンをマーチンゲールでおこなう。
- ナンピンを決められた数値のみでおこなう。
- ナンピンで利益を伸ばそうと考える。
- ナンピンで耐えようと考える。
もしもナンピンに引っ掛かりがあり、この手法を元に
「さらに改良をおこなっていきたい!」
と言う方がいらっしゃったら、この辺気をつけると良いかなと思います。
では、知識編で学んだ内容を次の練習編で試していきましょう!
解説動画も用意しているので、分からなくなった場合にまた知識編に戻ってくると良いと思います。
まずは環境を整えましょう。
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