※こちらの記事では、詳しい解説付きになります。
読み終えて、実際のトレードに落とし込む段階の方は、下記記事がおすすめです。
ここでは、5分足で絞った通貨ペアを、さらにTickチャートでエントリーできるタイミングかどうか絞り込みをおこなっていきましょう。
今回は目視だけになるので、1つずつ順番にやり方と注意事項を解説したあと動画に移りますね。
①チャートは4画面でTickラインチャートを表示する。
実際のエントリー時にはTickラインチャートをみてエントリーをおこないます。
この4画面にしている通貨ペアの中から、チャートの形をみてエントリーチャンスになりそうな通貨ペアの絞り込みをおこないます。
②急騰もしくは急落している通貨ペアを選択する。
ルール①5分ロウソク足チャートの避けるパターンを確認とは逆に、ここでは急騰もしくは急落している通貨ペアが対象になります。
例
※△はエントリーパターンにならないがその後の動きには注目できる。
画面上でもいいので、ここでは上もしくは下に角度をつけて大きく突き抜けたチャートを探します。
それまでの動きと違い、Tick一回の動きが勢いよく突き抜けたパターンですね。
動画の方が分かりやすいと思うので、最後でまとめて動画にしておきます。
急騰急落は、その後大きく戻る可能性が高くなります。
ですので、急騰の場合は下目線。
急落の場合は上目線になります。
詳しくは別のルールでの解説になるので、ここでは上に突き抜けたら売りでみる。下に突き抜けたら買いでみる。程度でみてください。
特にTickラインチャートのように秒で値動きを見ている場合、1pipsだけ取れればいい。と言う条件であれば、急騰急落はチャンスであると言えます。
ただし、より大きな力で引っ張られる可能性も高いため、ルール①にある5分足での確認
そして、他のルール。具体的にはエントリーポイントで確実性を高めていくわけです。
③省くチャートパターン
上がっている、もしくは下がっているが【急騰急落ではない、細かく上下をしながら伸び続けているチャート】
例
下の画像が1番嫌なパターン。
ズルズル伸びているため単純にエントリーしにくい。
このチャートパターンは省きます。
ルール①5分ロウソク足チャートで避けるチャートの形の1つでもある、ダラダラと一方通行に伸び続けているチャートパターンと同じです。
このチャートパターンは終わりが見えないんですね。
例えば
あなたが、画像の位置で買いでエントリーし、利益が+の状態の場合。
現在の値段は気にせず、画面上部にいるこの時に利確していたでしょうか?
もしかすると、まだまだ上がっていくと期待して、なかなか利確できないかもしれません。
では逆に、ポジションを持っていなく、売りでエントリーをしたい場合。
今売りでエントリーしますか?と言われたら、まだ上に伸びそうにも見えるのでエントリーしにくいのではないでしょうか。
売りも入らず利確もされない。
何か合図みたいなのがなければ、ダラダラと伸び続けていくようにも感じませんか?
このように反発が利益になるこの手法では、ダラダラ続く値動きの時は、非常にエントリーしにくいんですね。
【そろそろ下がるだろう】という考え方は、一番FXでリスクが高く危険な考え方なので
だからこそ逆張りであるこの手法では、このチャートの形を省いていくわけです。
では、ここまでを練習してみましょう。
Q下記の画像の中で、最もエントリーチャンスになりそうな急騰、もしくは急落している通貨ペアは何番でしょうか?
答え:解説
①:悪くはないですが、画面左側の値の位置をみると大きく突き抜けているかというと微妙ですね。
また、直近だけ見てもすぐに角度をつけて戻ってしまったので、実際の動きの中では反応できません。
ここからエントリーとなると無理をする必要はないので、様子を見た方がいいでしょう。
②:ズルズルと一方通行に伸び続けているチャートパターンと一致します。
③:角度はありますが細かく刻みながら伸びているので避けるのが無難です。
直近だけを見た場合、戻り始めているのでショートエントリーならあるいは。まぁこの段階では避けてください。
④:伸びる前の動きに比べ、直前の一伸びが角度をつけ大きく伸びたこのチャートの形は鉄板です。
もうひと伸びありそうな形ですが、今の値段よりも1Pips下がればいいと言う条件なら期待ができます。
結果的にはこの後全て利確できるくらいに下がりましたが、この手法は消去法でリスクのありそうなものを省いていく。
これだけでも実はこの手法は可能ですが、よりリスクを下げるために、残った④も本当にこれでいいのか?という部分を次で見ていきます。
④全体画面での方向性の確認
4画面で急騰急落に見えても、その動きは直前の急騰急落の戻りの可能性があります。
例
急落に見えても実は
この手法のエントリー方向は、急騰の場合ショート(売りエントリー)急落の場合ロング(買いエントリー)という逆張りのため
戻りで見せる急騰急落では逆方向のエントリーになってしまいます。
ですが深く追って確認する必要はありません。
ここでは、4チャート表示から全体画面表示にしたすぐの画面内だけでもいいので、
・急騰ならそれ以上値段が上にないか?
・急落ならそれ以上値段が下にないか?
この確認を行いましょう。
良い例(急落の場合)
実はこの手法買い、売りどちらにエントリーしても利確出来る可能性は高い手法ですが、より確実性を増すために全体画面との方向性は統一しておきましょう。
コツとしては、はじめに4通貨ペアの全体画面で、それぞれが次どちらに抜けたらチャンスになるのか。
それを確認してから4画面で見るとその後が楽です。
狙った方向に抜けた通貨ペアを全体画面にして、チェックするって流れですね。
おそらくここまでだと疑問に思う部分も出るかと思います。
例えば先ほどの
もしも下記画像のようにオレンジ色のラインでチャートを見ていた場合
USD/JPYとAUD/USDはエントリーチャンスだった可能性があります。
つまり、ズルズル伸びているのも結果論。
こう思うかもしれませんし、事実その通りです。
ですので、ルール②はただの候補を絞るための確認作業であって、
どれが一番いい?
ではなく
消去法で該当しないものを切っていく作業。
すべて該当しなければ次のルールには進めません。
そして、仮にオレンジ色のラインでエントリーして、その後ズルズル持っていかれたとしても利確できるようにするのが、この先の他のルールになります。
超重要!エントリーを見送るパターン
ルール①では、5分足のラインブレイクは避けるポイントというお話をしました。
Tickチャートでも、ある程度視覚的にラインブレイクしたかどうかの判断が可能です。
まずは、下記動画の買い注文ボタン、売り注文ボタンの緑と赤の点滅に注目してください。
動画
このように、突然激しく交互に点滅しだした時というのは、どれかの通貨ペアでラインブレイクが起きた可能性があります。
動画のように5分足に切り替えることで、ラインブレイクを確認出来ますね。
このような時には、値動きが落ち着くまでエントリーは控えましょう。
すでにポジションを持っている状態で、動画のような点滅が始まってしまった場合の対応は、ルール⑤で解説しますね。
基本的にルール①、ルール②でこのようなラインブレイクの避けたいポイントは回避できますが、避けられなかった場合の対応もこれからお話していくので安心してください。
ルール②は、視覚的に瞬時に判断できる部分です。
まずは、例にある画像をみながら実際の動きの中で「これはよい。これはだめ。」と練習をしてみましょう。
30分から1時間あればコツは掴めるかと思います。
17時前くらいから動きが早くなってくるので、慣れるまではお昼前くらいから16時前くらいで練習するのがいいです。
練習の見方として、動画でも解説しますね。
動画(①から④のパターンを解説付きと、通してやったパターンのやつ何個か)
これから嫌と言うほどチャートは見ていくことになるので、一通りコツを掴んだかなと言う程度にしておいて
次のルール③に進んでみましょう!