ルールその⑤ ナンピンで平均取得単価を下げる

※こちらの記事では、詳しい解説付きになります。
読み終えて、実際のトレードに落とし込む段階の方は、下記記事がおすすめです。

トレードの流れを確認【全体像を掴む】


ここでは、エントリー後さらに逆行した場合のナンピンの打ち方について解説します。

ナンピンは平均取得単価を下げる目的でおこないます。

つまり、元の値段に戻らなくても利確できるようにする。

一般的に調整と呼ばれる値動きでさえ、利確できるようにすることで、その後のリスクを回避していきます。

この手法のナンピンルールは下記の4つです。

・最後に打ったナンピンよりもショート(売りエントリー)の場合は上の値段のみ

ロング(買いエントリー)の場合は下の値段のみ

・1本目のエントリー同様に値段が戻ったタイミングでエントリー

・ナンピンをおこなってもpips損益が+1になったタイミングで利確をおこなう。

・ナンピンの本数は通貨ペア(必要証拠金)によって変わるが、購入できなくなるまで続ける。(維持率100%ぎりぎりまで)

では、ルールの内容とやり方をみていきましょう。

ナンピンの条件

最後に打ったナンピンよりもショート(売りエントリー)の場合は上の値段のみ

ロング(買いエントリー)の場合は下の値段のみ

ショートエントリーの場合
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ロングエントリーの場合
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これをおこなうためには、2本目以降は目安としてラインを引いていきます。

画像

急騰の場合であるショート(売りエントリー)のパターンでやり方を動画でみていきましょう。

ロングエントリーはこの逆になります。

動画

このように、ラインはあくまで目安のため正確でなくてかまいません。

ナンピンタイミング

1本目のエントリー同様に値段が戻ったタイミングでエントリー

ショート(売りエントリーの場合)

ナンピンは前にエントリーしたタイミングよりも上に逆行した場合におこないます。

この時、1本目のエントリー同様に下がったタイミングと言うのがエントリータイミングになります。

ショートエントリーの場合
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※この下がったタイミングと言うのが、前に打ったポジションよりも下だった場合、また一番上まで上がるまで様子をみます。

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そのまま下がり続けるようなら利確準備をおこないます。

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ロング(買いエントリーの場合)

ナンピンは前にエントリーしたタイミングよりも下に逆行した場合におこないます。

この時、1本目のエントリー同様に上がったタイミングと言うのがエントリータイミングになります。

ロングエントリーの場合
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※この上がったタイミングと言うのが、前に打ったポジションよりも上だった場合、また一番下まで下がるまで様子をみます。

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そのまま上がり続けるようなら利確準備をおこないます。

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では、それぞれナンピン条件と合わせて、利確までの一通りの流れを動画でみていきましょう。

ナンピンのやり方。利確まで

ショート(売りエントリー)の場合

動画解説付き

ロング(買いエントリー)の場合

動画解説付き

ナンピンの本数

ナンピン本数は、通貨ペアで異なりますが、購入できなくなるまで続けます。(維持率100%ぎりぎりまで)

各通貨ペアで必要な証拠金は異なります。

JFXでは、Matrix Trader内のメニューから1ロットあたりに必要な証拠金を各通貨ペアごとに見ることが可能です。

画像メニュー取引条件

画像証拠金一覧4通貨ペアに○

この4つの通貨ペアの場合、最も多くナンピン本数が打てる通貨ペアは、必要証拠金の安いAUD/USDになります。

※他にも必要証拠金の安い通貨ペアはありますが、この手法でより重要視しているのはスプレッドですので、この4通貨ペアになります。

ナンピンを購入できなくなるまで続ける理由は下記の2つです。

利確の可能性を少しでも上げるため

・損失を最小限に抑えるため

利確の可能性を少しでも上げる

ナンピン本数が増える。と言う事は、それだけ強い値動きがおこっている。と言うことになります。

つまり、その後の反発にも期待できるわけですが、どのタイミングでその反発がくるかは分かりません。

ナンピンを多く打てるということは、利確出来る可能性があがる。

=勝率に直結します。

損失を最小限に抑える

仮に、秒でみたとしても利確まで戻らないほど一方通行が続いてしまった場合

ナンピンを限界まで打つことで、維持率100%を切らせ強制ロスカットで損切りをさせることができます。

ここで強制ロスカットについて、このサイトでおすすめしているAXIORYとの大きな違いがあるので解説しておきます。

JFXの場合強制ロスカット

維持率100%で自動的に強制的に全てのポジションを一括決済されて、その時の含み損が損失になる。

=最悪口座残高すべて失うわけではない。


20万円残高、ロット1設定、通貨ペアAUD/USDの場合

およそナンピン本数は48(その時の含み損にもよる)

維持率100%での強制ロスカットでの損失額
10,000円〜15,000円

含み損やナンピン本数によって変わります。
検証は、デモで土日のデタラメ仮想チャート一方通行時にむりやり飛ばしてみました。

逆にナンピン本数を抑え、維持率を維持するほど負けた時の損失がデカくなります。

AXIORYの場合強制ロスカット

維持率20%になったタイミングで、ポジションの整理が自動でおこなわれる。

維持率20%以下になるたびに、持っているポジションのロットが低くなりその分が損失として口座に反映される。

ポジションがなくなるわけではないので、口座の残高がなくなるまでそれは、繰り返される。

海外口座はこっちの方が主流ですので、「ナンピンは危険」と言っている方はこっちをイメージしているのかなと思います。

このように、強制ロスカットにもやり方に違いがあるため、JFXの場合はナンピン本数は限界まで打つ方がリスクを抑えられる。とも言えます。

以上がトレードルールの解説です。

次は、ロットの設定について見ていきましょう。

この手法では、資金が増えていっても1pips利確に変更はありません。

複利として資金を増やしていく方法は、このロットの変更によって変えていきます。

しかし、適当な資金でのロット変更をおこなえば、このルールでご説明したとおりナンピンの本数がまったく違うものとなってしまいます。

それは勝率にも直結し、無理なロットでは勝ち続けることは断言して出来ません。

むしろたったこれ一つで【手法が変わる】とさえ言えます。

あなたの大切な資金を失う結果になってしまいますので、最重要項目としてお読みください。

では、下記のボタンをタップしましょう。

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